ひきこもりは、絶望に浸りたいわけじゃない
「ひきこもりの人って、絶望に浸ってるんじゃないの?」
そう思われることがあるかもしれません。
でも、自分の経験から言うと、それは少し違います。
確かに、結果として絶望の中にいる時間は長いです。
でも、それは「浸りたいから」ではなく、
そこから抜け出せない状態になっているだけでした。
外に出ようとすると、不安や恐怖が一気に押し寄せてきます。
バスや電車に乗ろうとするだけで、手に汗が出て、吐き気がする。
「行かなきゃいけない」と思えば思うほど、体が動かなくなる。
だから、家にいるしかない。
家の中は安心です。
少なくとも、外に出たときのような強い恐怖はありません。
その結果、
「動けない状態」が当たり前になっていきます。
人間には、同じ状態を保とうとする性質があります。
いわゆるホメオスタシス(恒常性)です。
良い習慣でも悪い習慣でも、
続けているとそれが「普通」になります。
ひきこもりも同じで、
最初は苦しくても、だんだんそれが日常になってしまう。
そして、そこから抜け出す方が怖くなる。
外から見ると、
「絶望に浸っているように見える」かもしれません。
でも実際は、
「抜け出したいのに動けない」状態です。
自分もそうでした。
変わりたい気持ちはあるのに、動けない。
悔しいのに、何もできない。
その状態が一番つらいです。
だからもし、今同じような状態にいる人がいたら、
「浸っている」と自分を責めないでほしいです。
まずは、小さなことからでいいと思います。
歯を磨く。
一行だけ日記を書く。
玄関を開けてみる。
それだけでも、前に進んでいます。
そして、もし一人でどうにもならないと感じたときは、
外の力を借りるのもひとつの方法です。
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ひきこもりは、甘えでも、逃げでもありません。
ただ「動けない状態」にいるだけです。
そこから抜け出すのは簡単ではありませんが、
小さな一歩の積み重ねで、少しずつ変わっていきます。
自分もそうでした。
だからこそ、今つらい人に伝えたいです。
「大丈夫、少しずつでいい」
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